山の学校 weblog

山の学校は小学生から大人を対象とした新しい学びの場です。子どもは大人のように真剣に、大人は子どものように童心に戻って学びの時を過ごします。

「西洋の児童文学を読む(中学高校)」の記事一覧

「西洋の児童文学を読む」受講生募集中!(その2)

福西です。 『西洋の児童文学を読む』の、A、Cクラスは、『クローディアの秘密』(カニグズバーグ、松永ふみ子訳、岩波少年文庫)を読んでいます。(Bクラスはこちら) 現在(2021/6/4)、Aクラスが4章、Cクラスが5章を […]

「西洋の児童文学を読む」受講生募集中!(その1)

福西です。 『西洋の児童文学を読む』のクラスは三つありますが、そのうち、Bクラスが『モモ』を読み終わります。 次のテキストは、『トムは真夜中の庭で』(フィリパ・ピアス、高杉一郎訳、岩波少年文庫)です。 2021年6月18 […]

『クローディアの秘密』を読む(西洋の児童文学を読むC)2021/5/6(その3)

福西です。 (その2)の続きです。   中学生クラスは、第3章「美術館での第一夜」を読み切りました。 以下は、章の後半(p55~p63)です。 クローディアとジェイミーは、閉館後の無人の美術館に、こっそり居残り […]

『クローディアの秘密』を読む(西洋の児童文学を読むA・C)2021/5/6(その2)

福西です。 (その1)の続きです。   クローディアは家出を始めるに際し、「あたしたちはひとつなのよ」と宣言しました。 しかしそれはまだ頭で考えていることなのです。 二人は、じっさい血のつながりもありますが、家 […]

『クローディアの秘密』を読む(西洋の児童文学を読むA・C)2021/5/6(その1)

福西です。 『クローディアの秘密』(カニグズバーグ、松永ふみ子訳、岩波少年文庫)を読んでいます。 第3章「美術館での第一夜」を、小学生クラスはp54まで、中学生クラスは最後まで読み切りました。 家出が「快適でない」ことに […]

『モモ』を読む(西洋の児童文学を読むB、2021/5/8)

福西です。 『モモ』(エンデ、大島かおり訳、岩波書店)を読んでいます。 17章「大きな不安と、もっと大きな勇気」の受講生たちの要約です。 H.A.さん モモは円形劇場には戻らず、街をさまよう。途中で見た夢をきっかけに、灰 […]

『モモ』を読む(西洋の児童文学を読むB、2021/4/23)

福西です。 『モモ』(エンデ、大島かおり訳、岩波書店)、16章「大きな不安と、もっと大きな勇気」の受講生たちの要約です。 H.A.さん カシオペイアは見つからない。モモはベッポを探すことにした。たっぷり時間をかけるが見つ […]

『モモ』を読む(西洋の児童文学を読むB、2021/4/23)(その3)

福西です。 (その2)の続きです。 モモの変化について、受講生のK君が、次のようにコメントしました。 16章の最後で、「それならきょうのま夜中に会って話をしよう」と、灰色の男たちは会合の時間を指定した。けれども場所を指定 […]

『モモ』を読む(西洋の児童文学を読むB、2021/4/23)(その2)

福西です。 (その1)の続きです。 16章の内容をみた後、17章「大きな不安と、もっと大きな勇気」を読みました。 孤立したモモは、灰色の男たちを、以前よりもっと恐れるようになります。 そして、灰色の男たちと約束した会合に […]

『モモ』を読む(西洋の児童文学を読むB、2021/4/23)(その1)

福西です。 『モモ』(エンデ、大島かおり訳、岩波書店)、16章「ゆたかさの中の苦しみ」について要約を発表してもらい、気付いたことを共有しました。 「ゆたかさの中の苦しみとは、だれの苦しみ?」という質問では、次の二通りの解 […]

「西洋の児童文学を読む」会員募集中!

福西です。 「西洋の児童文学を読む」クラス(A、B、Cがあります)では、つぎのテキストを読みました。 1)『王への手紙』(トンケ・ドラフト、西村由美訳、岩波少年文庫) 2)『白い盾の少年騎士』(同上) 3)『はてしない物 […]

行きて帰りし物語とカタルシス

福西です。過去記事の紹介です。 >西洋の児童文学を読むA(2020/8/27) 『はてしない物語』の終盤のシーンです。 「生命の水」に近づいたバスチアンは、「美しい、強い、怖れを知らぬ英雄」ではなく、「ただのバスチアン」 […]