『モモ』を読む(西洋の児童文学を読むB、2021/5/8)

福西です。

『モモ』(エンデ、大島かおり訳、岩波書店)を読んでいます。

17章「大きな不安と、もっと大きな勇気」の受講生たちの要約です。

H.A.さん

モモは円形劇場には戻らず、街をさまよう。途中で見た夢をきっかけに、灰色の男たちと会う不安は消え、勇気と自信がみなぎる。

男たちは、モモの友だちを返すかわり、ホラの居場所を教えろという取り引きをもちかける。しかし彼女は行き方が分からず、意識を失いながらカシオペイアのことを口にしてしまう。

I.U.さん

モモは、とても広いからっぽの広場で灰色の男たちと会った。灰色の男たちは「マイスター・ホラ」の居場所まで案内してほしいと言い、かわりにモモの友達やジジ、ベッポをかえすと言った。そして、人間の時間を全部まとめて欲しいと言った。だが、モモは、今では「マイスター・ホラ」の居場所が分からず、知っているのは「マイスター・ホラ」のカメ、カシオペイアだけで、そのカシオペイアともはぐれてしまったと伝えた。すると、灰色の男たちは、今度はカメを急いで探し始めた。

O.W.さん

灰色の男たちから見つからないようにモモは歩き続けた。

つかれきってトラックの荷台で眠ったモモは悪夢を見る。

ついに灰色の男たちに包囲されてしまったモモは、彼らの真の目的を知る。

モモからカシオペイアの存在を聞いた灰色の男たちはそのカメを探しはじめた。

S.K.君

灰色の男と会うことを避けていたモモだったが、悪夢をきっかけに、友人たちを守ろうと決心する。灰色の男たちはモモに本当の計画を話し、ホラの所へ連れていけと迫った。「できない」と伝えたモモはカシオペイアのことを口にし、灰色の男たちが捜索を始めた。

 

S.T.君

モモは、不安な感情が極に達し、勇気が湧いたことで逃げることをやめ、友だちを助けることに切り替える。

円形劇場に行く途中、灰色の男に囲まれ、ホラの所まで案内してほしいと言われる。モモは、カシオペイアが知っていると、灰色の男たちに伝え、灰色の男たちは捜索を始める。

O.W.さんの質問が面白いと思いました。

確かにそうですね。