山の学校 weblog

山の学校は小学生から大人を対象とした新しい学びの場です。子どもは大人のように真剣に、大人は子どものように童心に戻って学びの時を過ごします。

「ことば」の記事一覧

『トムは真夜中の庭で』を読む(西洋の児童文学を読むB、2021/9/17)(その2)

福西です。 (その1)の続きです。 Hさんが、3章と4章に、シンメトリカルな構造があることを示してくれました。 3章「月の光のなかで」  4章「日の光のなかで」 月の光        ←→  日の光 庭園         […]

『トムは真夜中の庭で』を読む(西洋の児童文学を読むB、2021/9/17)(その1)

福西です。 『トムは真夜中の庭で』(フィリパ・ピアス、高杉一郎訳、岩波少年文庫)を読んでいます。 前回読んだ、4章「日の光のなかで」について、要約と、気付いたことなどを発表しました。 受講生の要約です。 Hさん トムは、 […]

『リンゴ畑のマーティン・ピピン』を読む(西洋の児童文学を読むC、2021/9/16)(その2)

福西です。 (その1)の続きです。 アドバセンという地名も、「若葉おとめ」という遊びも、じつはファージョンが作った架空のものです。 それが「ぼかした味わい」を出しています。 しかし、ロマンスというものは、古い枝に生えるコ […]

『リンゴ畑のマーティン・ピピン』を読む(西洋の児童文学を読むC、2021/9/16)(その1)

福西です。 『リンゴ畑のマーティン・ピピン』(エリナー・ファージョン、石井桃子訳)を今日から読み始めました。 この日は、「はじめに」を読みました。 この物語は「伝承」というぼかされた始まり方をします。 アドバセン地方に古 […]

『クローディアの秘密』を読む(西洋の児童文学を読むA、2021/9/16)

福西です。 小学生クラスの方です。 『クローディアの秘密』(カニグズバーグ、松永ふみ子訳、岩波少年文庫)を読んでいます。 「8 なぞを追って」の前半を読みました。 クローディアとジェイミーが「家出」したマンハッタン。 二 […]

『クローディアの秘密』を読む(西洋の児童文学を読むC)2021/9/16

福西です。 中学生クラスの方です。 Y.M.さんの9、10章の要約です。 9 クローディアの秘密 クローディアとジェイミーは、フランクワイラー夫人の元に着く。二人のここに来た理由が夫人の心をつかみ、招いてもらう。 クロー […]

ことば2年(2021/9/15)

福西です。 クマのプーさんえほん(ミルン、石井桃子訳、岩波書店)の、『15 フクロのひっこし』を読みました。 今回読んだ内容は、受講生のWちゃん曰く、「『フクロのひっこし』じゃなくて、『コブタのひっこし』」でした。あるい […]

ことば3~4年(俳句)

福西です。 俳句では、だいたいですが、8月が初秋、9月が仲秋、10月が晩秋です。 今が、秋のはじめではなくて、真ん中(来月はもう晩秋)だと言われると、ちょっと驚きます。 秋学期は、たとえばつぎのような秋の句を扱う予定です […]