浅野です。
冒頭の小話の音読も慣れてきたようです。以前に比べるとスムーズに読めるようになってきましたし、英語の問いかけへの応答もさまになってきました。発音に関しては、”gh”が曲者です。”right”, “bought”のように発音しないこともあれば、”laugh”, “enough”のように”f”の発音になることもあります。
Kさんは助動詞が複数の意味を持つことに関して苦労していました。例えば”must”は「~しなければならない」と「~に違いない」、”may”は「~してもよい」と「~かもしれない」といった具合です。これらは基本的に文脈から判断するしかありません。大きく可能性を表す意味とそうではない意味とに二分すると見通しがよくなります。
Oさんは助動詞が得意なようです。微妙な日本語の差異に敏感であることがその理由かもしれません。”Shall we ~?”は「~しましょうよ」と訳されることが多いですが、そこには”we”も”?”も表現されていません。しかし「私たちは~するだろうか?」と訳すと不自然です。こうした細部について一度検討し、納得しておくと次からはしっかりと意味をつかむことができます。そのあたりを曖昧なまま放置しておくと助動詞でつまづきます。他には助動詞に類した表現として、”have to do”や”be able to do”が登場しましたが、それらに慣れることも必要です。
Sさんは時制の勘を取り戻したところで、不定詞に進んでもらいました。ここは苦労するかなと予想していたのですが、いい意味で予想は裏切られました。to不定詞の3用法について少し説明しただけで、あとはすんなりと英語の意味をつかんでくれました。学校でしていることもまずますわかるそうです。そう聞けたのはうれしいです。