『クローディアの秘密』を読む(西洋の児童文学を読むA、2021/9/16)

福西です。

小学生クラスの方です。

『クローディアの秘密』(カニグズバーグ、松永ふみ子訳、岩波少年文庫)を読んでいます。

「8 なぞを追って」の前半を読みました。

クローディアとジェイミーが「家出」したマンハッタン。

二人が歩いたマディソン通り。

二人が私書箱を置いた中央郵便局。

二人が見学した国連ビル。

 

クローディアとジェイミーは、美術館に出した手紙の返事を確認するため、連日、中央郵便局まで、私書箱を覗きに行きます。

返事を待つ間の1日、国連ビルを見学します。そこでインドの少女が働く姿を見て、クローディアは「今とちがって見える(目立つ)方法」を二つ発見します。

1)ちがった服装をして今の環境にとどまる

2)今の服装をしてちがった環境に引っ越す

しかし、その二つよりも、クローディアはもっと「ちがった自分」になる方法を知っていました。

「天使像の謎を解くこと」です。

それなので、手紙の返事に対する期待が募ります。

返事がきました。しかしその内容は、クローディアをがっかりさせるものでした。

美術館の人たちは、クローディアとジェイミーが見つけた「ミケランジェロの印」のことを、すでに知っていたのです。

しかもご親切に、二人の知らない情報まで開示してくれたのでした。

さて、二人は次にどうするのでしょうか。

 

来週は8の後半を読みます。