福西です。
『トムは真夜中の庭で』(フィリパ・ピアス、高杉一郎訳、岩波少年文庫)を読んでいます。
前回読んだ、4章「日の光のなかで」について、要約と、気付いたことなどを発表しました。
受講生の要約です。
Hさん
トムは、おじさんたちが自分に庭園のことを内緒にしてたがっているのだと考える。しかし、トムが裏口のドアを開けると、庭園ではなく舗装してある空地があらわれる。がっかりした彼は、夜にもう一度訪れる。大時計が13時を打ち、バーソロミュー夫人が昔の夢をみているとき、トムは再びあの庭園へと足を踏み入れる。
Iさん
トムはおじさんとおばさんがうそをついている事を確かめようとしたが庭園はなくなっていて、そこは空地になっていた。そして、空地ではバーソロミュー夫人が大時計のねじをまきに来ていた。トムは庭園がなくなった原因を調べるため、夜こっそり庭園に行こうと、しめ釘をひきぬき足をふみいれた。
Oさん
トムはおじさん達に庭園の事を言わせようと「うそをつくこと」についての話を持ちかけた。トムはヒヤシンスが咲いていた庭園に行こうと裏口をあけるが、庭園ではなくせまい空地を見た。トムは大時計の事を思い出し、計画をねって、ピーターにも報告した。その夜、大時計がありもしない時間をうっているころ、トムは再び庭園の中へ入っていった。
S君
トムは、おじさんとおばさんが庭園のことを隠していると思い、遠回しに庭園のことを聞くが、トムが庭園のことを話してもおばさんは反応しなかった。おかしく思い、ドアを確認すると、開かなかった。ひげの男に庭について聞くが、ないと言った。
「庭園のことを内緒にしてたがっている」(Hさん)
「うそをついている事を確かめようとした」(Iさん)
「庭園の事を言わせようと「うそをつくこと」についての話を持ちかけた」(Oさん)
「遠回しに庭園のことを聞く」(S君)
それぞれが要約のために文章を工夫してくれています。
(その2)に続きます。