岸本です。
先週はお休みだったので、久方ぶりの「ことば」のクラスです。
今日は、書いてくれてきた作文の下書きの推敲を行いました。
まずは、誤字・脱字の指摘、文末の表現の統一など、基本的な部分を推敲していきました。
続いて、文と文とのつながりについて(例えば「また」、「しかし」まど)の推敲を一緒に行い、最後に表現の足りない部分を指摘して、その部分を改めて書き直してもらいました。
多くの点について、私からアドヴァイスを行いましたが、基本的に設計図に忠実過ぎていたように思います。
設計図は重要ですが、それだけでは作文になりません。
重要なのは、設計図の各要素間の間をいかにうまくつなげていくかです。
例えば、設計図では「現地で言語を学ぶのが最良である理由は現地での生活が不便になるからだ。具体例はレストランでのメニューである。」としてあるところでも、
『その不便さを解消するために勉強をするので、言語を習得するのが効率よくなる。』というような、設計図の段階では意識していても言語化していなかった部分を丁寧に表現していくことで、よりわかりやすい文章になります。
今日は前半部分の推敲で時間が来たので、宿題として私が指摘した部分を中心に後半を推敲してきてもらうことにしました。
次回はその推敲の確認と、さらによりよい表現への変更を行っていこうと思います。
次回は補講として3月9日(月)のいつもの時間帯に行います。
文章を推敲するのはとても大事ですが、実際にそれを実践できる生徒は多くないように思います。宿題とはいえ、きちんと自宅でも文章を書いてくることで、長い目で見たときに、必ず文章を書く力は向上していきます。よくできているところと、もう一踏ん張りのところとを先生にしっかり指摘していただけて、生徒さんはラッキーですね。文章を書く力がつけば、読む力も伸びますね。