福西です。
『図形のお話』(中田寿幸、実業之日本社)のp36~47を読みました。
内容は二つありました。
一つ目は作図です。コンパスで正三角形、正方形、正六角形の作図をしました。
Aちゃんは正六角形が正三角形6つからなることに、目が開けたようでした。
正多角形の「正」は「辺の長さが同じ」という意味です。
そこで、なぜ同じ半径の円二つで正三角形が描けるのか、なぜ正六角形は正三角形6つでできているのかを、考えてもらいました。
二つ目は、正多角形で平面を敷き詰める問題です。
円ではすき間が生じますが、六角形ならぴったり埋めることができます。
正方形でもできます。しかし、正方形で敷き詰めたものは力を加えると、平行四辺形に変形しやすいです。円に近い六角形で敷き詰めた方が力を分散させやすく、強固な構造を持ちます。
なら、正八角形は? と思います。
けれども、それだとぴったり敷き詰めることができないことを確認しました。
やっぱり六角形がいいのだなと納得しました。
残りの時間は、『論理パズル』を一題解きました。
白紙に、なぜそれが答か、論理的に説明した文章(証明)を記してもらいました。
読み解く力と、白紙に書き込む力。これを続けていくと、きっとさまざまな自信につながると思います。