福西です。
『図形のお話』(中田寿幸、実業之日本社)のp20~35を読みました。
・長方形の定義、正方形はその特別
・平行四辺形の定義、ひし形はその特別
(正方形:お母さん、平行四辺形:お父さん→ひし形:子供)
・台形の定義
・三角形の内角の和が180度であること
・多角形の内角の和が(角の数ー2)×180度で求められること
例:6角形→三角形が4つに分割(6-2=4) 180×4=720度
また、「三角形の内角の和が180度」は、当たり前ではないことを補足しました。
三角形を描く場所は、ふつうは机だったり、黒板だったりします。けれどもそうした「平面」でない場合、たとえば地球の北極と赤道上の2点(西経0°と90°)で作った三角形は、3つの直角をもった三角形になります。
また、ラッパ状の曲面に描く三角形では180度より小さくなります。
こうした例から、「前提が変われば、結果も変わる」ということを意識しました。
残りの時間は、論理パズルの説明をしました。
仮定の置き方、場合分け、矛盾のチェック、解の唯一性のチェック、この4つがポイントです。
中学生になってからの幾何の証明の下準備ができればと思います。