岸本です。
今日からこのクラスも秋学期が始まりました。
秋学期の前半は、春学期の続きとして、現代世界史を概観していく予定です。
今回は、60年代を中心に第三世界の様子を見ていきました。
第三世界は、米ソの冷戦対立とは違う独自の方向性を求めましたが、アフリカや中国、東南アジアに、西アジア、中南米のこの時期を見ていくと、各国の政情に冷戦対立が大きな影響を与えていたことが見て取れました
生徒さんは、ベトナム戦争とその後のカンボジアへの派兵について同じ共産主義国同士がなぜ衝突したのか疑問を持ってくれました。
その背景として、60年代の中ソ対立踏まえた上で、ベトナムが親ソ政権、カンボジアのポル=ポト政権が親中政権だったことを理解すると、同じ共産主義国が争ったのかが理解できるでしょう。
夏期講習で学んだように、世界の歴史を関連させて学ぶことの重要性が、実感できますね。
来週は、米ソ両大国の動揺と戦後国際政治の行き詰まりを中心に議論していきます。