福西です。
先週に続いて、位の概念をおさえています。
小銭やお札の混ざった計算をしました。10円が多ければ、かき集めて100円をひとくくりにします。50円や500円が混ざっていたら、100円や1000円でひとくくりにすることを考えます。また、小銭が多くても金額が大きいとは限らず、お札に負けることもある、などを見ました。
2年生はそれをメインにして、3年生は早くできたので、覆面算をしてもらいました。
パズルは、前回リクエストのあった「箱詰めパズル」をしました。
後半は、次のようなことをしました。
『海戦ゲーム』
10×10のマス目の海域に、以下の長さの船が配置されています。(生徒には見えません)。
5マスの空母、4マスの戦艦、3マスの巡洋艦、2マスの駆逐艦、1マスの潜水艦。
重なりは無しで、これらが縦長か、横長かに配置されています。
順番を回していき、座標を指定して攻撃します。
船体を構成するマス目全部に命中させるとその船は沈みます。
外れても、その箇所を「情報」としてプロットしておくと有利です。
命中すれば、連続攻撃できます。
何ターンで見事全滅させられるかな?
船体は「連続体」であるという事実が肝です。
一度命中した場合、その隣の座標に、「残りの船体」がつながっていることが分かります。
それなので、連続攻撃で次にどこを狙うかが考えどころです。
命中箇所が「端」だったのか、それとも「中間」だったのか。ここでまず場合分けがあります。
次に、船の配置が「縦」なのか、「横」なのか。これも場合分けです。
すでにプロット済みの攻撃箇所の情報と照らし合わせて、可能性を絞り込みます。
連続攻撃で1度に船体全部に命中させて沈められた場合は、爽快です。
多分に運要素もありますが、ここでは自分の思惑が外れた場合のフィードバックの姿勢と、さらなる情報の整理とが問われています。「他にどういう可能性があったのか?」「どういう可能性が残ったのか?」という塗り重ね思考、単層(感覚)→重層(論理)へのトレーニングになればと思います。
Y君が空母と駆逐艦を、T君が戦艦と巡洋艦を、K君が潜水艦を沈めてクリアとなりました。(11ターン)