かず2~3年(2016/6/8)

福西です。

先週に続いて、位の概念をおさえています。

小銭やお札の混ざった計算をしました。10円が多ければ、かき集めて100円をひとくくりにします。50円や500円が混ざっていたら、100円や1000円でひとくくりにすることを考えます。また、小銭が多くても金額が大きいとは限らず、お札に負けることもある、などを見ました。

2年生はそれをメインにして、3年生は早くできたので、覆面算をしてもらいました。

パズルは、前回リクエストのあった「箱詰めパズル」をしました。

 

後半は、次のようなことをしました。

『海戦ゲーム』

10×10のマス目の海域に、以下の長さの船が配置されています。(生徒には見えません)。

5マスの空母、4マスの戦艦、3マスの巡洋艦、2マスの駆逐艦、1マスの潜水艦。

重なりは無しで、これらが縦長か、横長かに配置されています。

順番を回していき、座標を指定して攻撃します。

船体を構成するマス目全部に命中させるとその船は沈みます。

外れても、その箇所を「情報」としてプロットしておくと有利です。

命中すれば、連続攻撃できます。

何ターンで見事全滅させられるかな?

船体は「連続体」であるという事実が肝です。

一度命中した場合、その隣の座標に、「残りの船体」がつながっていることが分かります。

それなので、連続攻撃で次にどこを狙うかが考えどころです。

命中箇所が「端」だったのか、それとも「中間」だったのか。ここでまず場合分けがあります。

次に、船の配置が「縦」なのか、「横」なのか。これも場合分けです。

すでにプロット済みの攻撃箇所の情報と照らし合わせて、可能性を絞り込みます。

連続攻撃で1度に船体全部に命中させて沈められた場合は、爽快です。

多分に運要素もありますが、ここでは自分の思惑が外れた場合のフィードバックの姿勢と、さらなる情報の整理とが問われています。「他にどういう可能性があったのか?」「どういう可能性が残ったのか?」という塗り重ね思考、単層(感覚)→重層(論理)へのトレーニングになればと思います。

Y君が空母と駆逐艦を、T君が戦艦と巡洋艦を、K君が潜水艦を沈めてクリアとなりました。(11ターン)