山の学校 weblog

山の学校は小学生から大人を対象とした新しい学びの場です。子どもは大人のように真剣に、大人は子どものように童心に戻って学びの時を過ごします。

待つと惜しむ

福西です。 私は百人一首では「むらさめの」が好きなのですが、同じ作者の和歌でいうと、次の春の歌も好きです。 暮れて行く春のみなとは知らねども霞に落つる宇治のしば舟  寂蓮(新古今169) 「春の終わり(みなと)がどこかは […]

先生のワクワクが止まらない件(2021/04/14)

事務担当、梁川です。  「高校数学3」の初回クラスの日、いつものように、早めに到着された入角晃太郎先生が、まだ生徒さんも到着していない静かな山の学校のカウンターで、ニコニコしながら、楽しそうに語って下さいました。 「AB […]

わかれ道の一瞬

福西です。 これは、二月のよるのことだった。 おれは、けいさつのふりをして大どろぼうとたたかった。 おれの名はおれだけしかしらない。 その名は、じぶんでつけたなまえだ。 Gotou Takeshi君という以前の受講生が、 […]

2021-04-14 市民を育てる教育

山下です。 以前書いたエッセイを読み直しています。 >>「温故知新と西洋古典」 「である」調で大上段に構えて書いています笑 最後の方にある、「市民を育てる教育」というくだりでハッとしました。 政治不信が叫ばれて久しく、政 […]

2021-04-13 『論語』の冒頭

山下です。 『論語』の最初に「朋遠方より来たる有り また楽しからずや」という言葉があります。 「山の学校」の学びの雰囲気を余すことなく伝えていると思います。 「学びてときにこれを習う」の大事な意味について、古典語の広川先 […]

『西洋の児童文学を読む』Aクラス便り(2021年3月)

山びこ通信2020年度号(2021年3月発行)より下記の記事を転載致します。 『西洋の児童文学を読む』A 担当 福西亮馬  昨年度、『はてしない物語』(エンデ、上田真而子ら訳、岩波書店)を読了しました。受講生のみなさん、 […]

「原点のことば」を持つこと(その1)

福西です。 まよったとき、スタート地点から確認すると、現在位置がよく分かることがあります。 数学の問題で、行き詰まったら、「定義に帰れ」とよく言われます。 色や音を使った表現でも、「おかしいな」と思ったら、原点を再確認し […]