山下です。
「私は人間である」とは古代ローマの喜劇作家テレンティウスの言葉として知られます。
この言葉をめぐる随想を読み返しました。
私自身、以下の部分に重要なメッセージを込めたつもりです。
今後人間による人間のための教育、すなわち幼児教育を規範とする新しい人間教育が市民権を得、世の中の教育全般がより豊かな成果を生み出す方向に動き出すことを願わずにいられない。
ちなみに、我が国は、幼児教育の立派な伝統を有するにかかわらず、今は諸般の事情により、その伝統の灯も風前の灯火状態に置かれています。
むろん、山の学校の母体となるお山の幼稚園は頑として「今の世の風潮」と一定の距離を取り、その伝統の灯を守ろうと日々取り組んでいます。
山の学校の独自の取り組みに評価すべき点があるとすれば、それはこの学校の教育が幼児教育の延長上に位置づけられる点にあると私自身は考えています。