福西です。
昔の記事より。
かつて2年生だった、Sugihara Rinちゃん(今では中1)の詩です。
ゆうたがくしゃみをすると
りんちゃんもくしゃみをする
─Sugihara Rin
それに続いて思い出されたのが、Sugihara Yuta君(Rinちゃんのお兄ちゃん)と、岸本廣大先生のマンツーマンのクラスのことです。
このクラスでは、半年間にわたり、『マツの木の王子』(キャロル=ジェイムズ/著、猪熊葉子/訳、フェリシモ)を読まれていました。上のリンクは、そのアーカイブです。
草花が生い茂る子供たちの楽園で、二人一緒に過ごせる。マツの木の王子とシラカバの少女にとって、最高の幸せでした。
何年もたって、子供たちも大きくなると、二人は生まれた地を懐かしむようになります。
子供さんは、この時に「シラカバの少女」とは書かれず、単に「シラカバ」とだけ書かれていることに気づいていました。
(…)
また時間があるときに、このお話を読み返して、初めて読んだときは気付かなかった点に新たに気づくことで、読書をもっと豊かにしてくれればと、思います。
(「11/20 ことば2~4年」より)
テキストと音読を通した受講生とのやりとり。それを毎週、記録につけられた岸本先生。
心の機微に触れる文章が、読む人の心を「静謐さ」で満たしてくれます。おススメです。