福西です。
「私、見つけたんです。それはそれはもう立派な椿の大木を」
先週、受講生のK君のお母さんが、山の学校のそばに椿が咲いていることを教えてくれました。
「あれや!」と、今日、K君が指差しました。
山の学校の窓から西の方に見えたそれは、夕日に映えて、優美でした。
乙女椿の種類だと思われる、ピンクの薔薇のような八重の花が満開でした。百も二百も、惜しげもなく咲き誇っていました。
椿は花というよりは木。その「木」に「春」と書いて、椿なんだなあと実感しました。
ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に 虚子
赤い椿白い椿と落ちにけり 碧梧桐
この日、紹介した俳句です。