福西です。(この日はY君がお休みで、Rちゃんとマンツーマンでした)
Rちゃんと向かい合わせで、本読みをじっくりしました。
『ポリーとはらぺこオオカミ』(ストー、掛川恭子訳、岩波書店)の第2話を音読しました。
読んだ後、お話を確認しました。『ジャックと豆の木』のパロディでした。オオカミがポリーを食べようとして、ポリーの家の壁をよじ登る算段をします。つまり、ポリーの家の前に、「ブドウの種」、「はしごの横木」、「市場で買ったそら豆」を順番に植えていきます。ですが、どの場合もポリーによって無駄骨だと論破されてしまい、オオカミはがっかりして去って行くという内容でした。
オオカミが『ジャックと豆の木』(人間の書いたもの!)をつまみ読みして「すごくいい知恵を仕入れた」と得意そうにし、ポリーに向かって「だから今度こそ観念しろ」と迫っているのが笑い所です。
ちなみに「3度の繰り返し」というのは、イギリスの童話では定型パターンのようです。その後もきっとどこかでまた出会うことでしょう。
Rちゃんは『ジャックと豆の木』の話も思い出せる限り話してくれました。なのでこの日は、二つお話を読んだような感触でした。
続いて、「漢字迷路」をしました。
最後は、外に出かけて「探梅」の雰囲気を味わいました。山の奥で白梅と紅梅を見つけてきました。そのあと俳句を作りました。
うめいっぱい4かしょあかと白2かしょ Rin
海をこえ山のおくになにかがある Rin
2句目は、家族でよく出かける三重県で、年始の日の出を1時間ほど見つめたという体験です。少しずつ形を変えていく太陽と、次第にあらわれていく山の輪郭と、印象的だったことを話してくれました。おそらく人生で何度か覚える貴重な体験の一つだったことでしょう。