浅野です。
ルソーの『エミール』も日本語訳の下巻まで読み切りました。
この下巻は少女漫画ではないかという感想を持ちました。エミールがソフィーという名前に反応して恋に落ち、二人が徐々に仲良くなって、時には嫉妬させるようなこともあり、人助けをしたために待ち合わせの時間に遅れるといった事件もあり、最後は結婚して子どもができるところで終わるといったところが少女漫画のようなのです。
思想的には男性と女性の区別を強調するあたりに古臭さを感じましたが、家柄よりも当人たちの性格などが合っていたほうがよいといったところは現代でもそのまま通用するように思います。