浅野です。
今回も小話の中に”puppy”や”same”といった、中2の教科書では習わないような語が登場しました。こうした語を知ってもらいたいですし、知らなくても文脈と文法の力で読むことができるということも体験してもらいたいです。
Who can run faster, you or I?
“who”=「誰」と機械的に対応させると混乱します。「あなたと私の誰が速く走れますか」とすると比較級のニュアンスが出ません。自然な日本語では「あなたと私のどちらのほうが速く走れますか」です。これが意外な難問であったことに私はこの日初めて気づきました。
Oさんにも比較の総合的な問題を渡しました。彼女もやはり上記の問題に苦労していました。あとは長い語(3音節以上)はmoreやmostをつけて比較級と最上級を表すことや、good, well, many, muchなどの特殊な比較級・最上級に時折つまづいていたくらいです。あとは練習あるのみです。
Sさんは前回の助動詞の続きをしました。辞書を引きながら高い正答率を誇っていました。わずかに引っかかったのは例外的な問題です。「~できるようになるでしょう」は”will be able to do”です。”will can”は認められません。また、「~しなければならなかった」は”had to”です。助動詞には未来形がなく、過去形もないものが多いので、類似の表現を使って代用することになります。