Aさんは一週間の日記を家に忘れてきてしまったので、全部の時間を単語の穴埋めに使いました。単語の穴埋めといっても文章の意味をつかみながら進めるので、文法の壁につき当たることもあります。今回は「~かどうか」のifにつまづきました。よく使う割にはこれを教えるのは高校だったのですね。
Bさんは夏休みの宿題についての質問もしつくし、1冊の問題集をきっちりと仕上げました。実力がついたとの実感があるようで、この前受けた模試でも手応えがあったと言ってくれました。中学の英語は、中3になってから文法項目別に縦割りで(中1~中3で習う順ではなく)一通りの和訳と英訳とをすれば断然見通しがよくなります。
Cさんはには、もう一度夏休みに渡した問題集を全部やり直してもらうことにしました。それは家でやってもらうとして、授業時間内では過去完了の説明をしました。日本語にはない発想なので、最初は理屈よりも慣れるのが先でしょう。
Dさんは学校の予習として数行の英文の和訳をしました。これが文脈がない上に難しい表現が多用されていて、かなり苦戦をしていました。特に英語の構造はわかっても、和訳ができないと言っていました。ある程度の経験を積むと少ない手がかりからでも状況が読めるのですが、それがわからず自分の頭で理解できないので和訳がしづらいようでした。もっとも、今回の場合は教材のせいもあるでしょう。
>Aさんは一週間の日記を家に忘れてきてしまったので、全部の時間を単語の穴埋めに使いました。単語の穴埋めといっても文章の意味をつかみながら進めるので、文法の壁につき当たることもあります。今回は「~かどうか」のifにつまづきました。よく使う割にはこれを教えるのは高校だったのですね。
そうでしたか。どんどん中学で学ぶ範囲を超えて教えてあげてください。
>Bさんは夏休みの宿題についての質問もしつくし、1冊の問題集をきっちりと仕上げました。実力がついたとの実感があるようで、この前受けた模試でも手応えがあったと言ってくれました。中学の英語は、中3になってから文法項目別に縦割りで(中1~中3で習う順ではなく)一通りの和訳と英訳とをすれば断然見通しがよくなります。
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なんといっても、中学の英文法は高校生から見ると範囲が限定されているのと、すでに学んだ内容の復習なので、精神的に優位に立って勉強を進めることができます。8割以上の正解率がとれるようになると、問題を解いていて気分がよいです。不思議なもので、9割とれると、とれなかった1割の問題が気になってきます。二度目、三度目にその1割を全滅させることに成功すると、お書きになった「きっちり仕上げた」と胸を張れるのでしょう。この体験は一度経験しておくと強いです。
>Cさんはには、もう一度夏休みに渡した問題集を全部やり直してもらうことにしました。それは家でやってもらうとして、授業時間内では過去完了の説明をしました。日本語にはない発想なので、最初は理屈よりも慣れるのが先でしょう。
そうです。前回かかせてもらったように「過去過去完了ってないのですか?」と真顔で質問してもらえるとうれしかったりします。私は質問する相手がいなかったのですが、ぼんやり窓の外を見ながら、そういう疑問がわいたのを思い出します。
>Dさんは学校の予習として数行の英文の和訳をしました。これが文脈がない上に難しい表現が多用されていて、かなり苦戦をしていました。特に英語の構造はわかっても、和訳ができないと言っていました。ある程度の経験を積むと少ない手がかりからでも状況が読めるのですが、それがわからず自分の頭で理解できないので和訳がしづらいようでした。もっとも、今回の場合は教材のせいもあるでしょう。
そういうことはありますね。まずいのは、黒板の答えを丸写しして勉強した気になることです。下手でも自分の解釈に基づいて答えをかくこと、それをていねいに添削してもらうこと。高校の英作文は、別解が何パターンも書けるのですが、学校では時間の関係でたぶん1パターンか2パターンの紹介でとまります。熟語を駆使した答案はなんか反則技を見せられるような気分でしたね。平易な英語でよいから自分の魂のこもった英語を書いてもらいたい。それには日頃から自分の考えを英語で書く練習が必要です。学習記録表を英語でつけるのも一案です。