ことば1~2年B(0416)

福西です。新しいクラスがはじまりました。よろしくお願いいたします。

今日は『孫子の兵法』(軍争第七)から暗誦しました。

(ゆえに)
兵(へい)は 「さ」をもって「立ち」、 (さ=詐)
       「り」をもって「うごき」、(り=利)
       「ぶんごう」をもって「へんをなす」ものなり。
                (ぶんごう=分(離)合(体)、へん=変(身))

ゆえに
その はやきこと   「風」のごとく、
その しずかなること 「林」のごとく、
   しんりゃくすること 「火」のごとく、
   うごかざること 「山」のごとく、
   しりがたきこと 「陰」(かげ)のごとく、
   うごくこと   「雷震」(らいしん)のごとし。

プリントや文字情報はあえて手渡さずに、音声のやり取りだけでチャレンジしてもらいました。まだうろ覚えのところが見られるので、来週、またおさらいをしましょう。

普通の暗記と違って、古典のフレーズは、思い出すにつけて(他のことをしている時にも)自信を蘇らせる「素」となります。それなので、私は、このクラスの桃太郎「たち」に、きび団子をこねるおばあさんのような気持ちで相対しています。まだ一つ目ですが、古典的な素地を栄養に、大きく羽ばたいてもらえることを期待しています。