高木です。
今日はY君は風邪でお休みなので、R君と私のマンツーマンです。
詩は、小川未明の「海と太陽」を朗読しました。
海は昼眠る 夜も眠る / ごうごう いびきをかいて眠(ね)る
昔 昔 おお昔 / 海がはじめて 口開けて
笑った時に 太陽は / 眼をまわして驚いた
可愛い花や 人達を / 海が呑(の)んでしまおうと
やさしく光る太陽は / 魔術で 海を眠らした
海は昼眠る 夜も眠る / ごうごう いびきをかいて眠る
朗読をしたあと、意味を確認すると、R君は「魔術」というところが気になったようです。「これって“じゅもん”のこと?」と言うので、まあそんなところですと答えると、大きく口を開けて目のある海を、魔法使いが呪文で眠らせている絵を描いてくれました。その魔法使いは太陽の化身なのだそうです。左手は手首から先が無くて、代わりにその部分が黒い太陽になっています。面白い発想だなと思いました。
これまでも作文のときには使っていましたが、書き取りのときに、今日は初めて原稿用紙を使ってみました。「マスが小さい〜!」と苦労しながらも、途中から慣れてきたのでしょうか、比較的にすらすらと書いてくれました。文字も、マスをはみ出ないように丁寧に書いてくれました。とくに、「陽」など、難しい漢字になればなるほど、丁寧になります。漢字への憧れの強さをみることができました。
絵本は『王さまと九人のきょうだい』を読みました。R君のお気に入り。
王さまの策略を軽々と砕いていく九人のきょうだいの活躍は痛快です。
王さまに崖から突き落とされたとき、「ながすね」の脚が延びて谷底までとどくシーンは、二人ともいつ読んでも笑ってしまいます。
>王さまに崖から突き落とされたとき、「ながすね」の脚が延びて谷底までとどくシーンは、二人ともいつ読んでも笑ってしまいます。
同じ作品を繰り返し読んでおられるのですね。クラスの取り組みを通し、愛着のもてる一冊、一冊が心のライブラリーに付け加わっていきますね。