ことば2年B 3〜4回目

小林です。

遅くなりましたが、ことば3〜4回目の報告です。

3回目は前回やった漢詩素読の復習からはじめ、その後「これはのみのピコ」をみんなで読みました。
「これはのみのぴこ」からはじまって「これはノミのピコ のすんでるネコのゴエモン のしっぽふんずけたアキラくん のマンガよんでるお母さん が………シャルルのせなかにすんでいるノミのプチ!」までつづくおなじみのものですが、これはなかなか盛り上がります。
 一通り読んだ後で、今回は自分たちで名前を変えたりしたヴァージョンを作ってもらい、それを伝言ゲームにして遊びました。MちゃんやSちゃんは原作に比較的忠実につくっていましたが、T君とK君はかなりアヴァンギャルドな出来で「ネコのククク」や「セセセをぶつけたシシシ」のような感じでしたが(資料が手元にないのでこれは正確な再現ではないです……)、これを伝言として耳元でささやくと子どもにはかなり面白いらしく、盛り上がりました。

4回目も素読からはじまりましたが、今回は短歌を二つ読んでみました。一つ目はひらがなだけのもの、二つ目はリズムの面白さで選択しました。

<ひらがなにのみかきしるすうたありて
        いろはにほへとちりぬるこころ> 原 裕

<べくべから べくべかりべし べきべけれ
          すずかけ並木 来る鼓笛隊> 永井陽子

漢詩だと少ししりごみする部分もありましたが、今回のは皆乗り気でどんどん読んでくれました。「べくべから」の方は、古文の活用と鼓笛隊のリズムを取り合わせた歌ですが、いずれ古文をならったときにでも思い出してもらえればと思います(笑)。

その後は俳句づくりをし、最後に紙芝居を読みました。
「たけいっぽん しおいっしょう」という昔話で、自分の運があらかじめ決まっていると考えてしまって、それにしたがってしまう不運についてのお話でした。若干説教臭い感じもありましたが、皆楽しんでくれたようです。次はどんなのがいいと聞くと、「もっと怖い話がいい」(Tクン)「怖い話はいや」(Hちゃん)と意見がわかれ、次の選択に悩んでいるところです(笑)。ともかくおもしろいもの探してきたいと思います。