浅野です。
Sさんにはこれから一生涯使える英語力を身につけてもらおうと、高校英語の総復習の課題を渡しています。その内の半分くらいは重要例文の英訳と和訳です。今回は英訳を中心に確認しました。現段階でしっかりした英語を書いてくれています。典型的な構文が思いつかなくても、関係詞や接続詞を用いて説明することができていたので、意思疎通を行うという観点からは十分な水準だと言えます。これも短期的にごまかそうとするのではなく、本質的な理解を積み重ねてきた賜物でしょう。
「省略」には雑多なものが含まれている印象を受けますが、よく見るものは限られています。一番大切なのは副詞節で接続詞の後の主語とbe動詞がセットで省略されるもので、例えば次のような例文です。
While (he was) skiing in Canada, he broke his left leg.
(彼はカナダでスキーをしている間に左足を折った。)
( )内の”he was”が省略されているわけです。別様に考えるなら、分詞構文で接続詞が残ったものであるとも言えます。
Nさんは学校での試験に合わせるために不定詞と関係詞の復習を最後にしました。どちらの分野も基本的な用法は押さえられていました。今回まだあやふやだったのは、仮主語・仮目的語のit、使役動詞、seem to、複合関係詞(~ever)です。英語では原則を理解した後でこうした細かな用法を一つ一つ自分のものにすると大きな力になります。
Yさん、Nさんにとって、Sさんの努力する姿は大切なメッセージを投げかけてくれます。過去ログを読めば、努力の軌跡をたどることが出来ます。