岸本です。
今日は、いつもの取り組みに加え、新しい挑戦も始めました。
まずは、いつもの漢字や言葉のパズルに挑みました。
漢字迷路は、解きながら漢字を予想することができるようになっていて、よかったと思います。
ことばのパズルは、慣用句になるよう、空欄を共通の漢字で埋める問題でした。
「( )を向ける」や「( )かけ論」といった、子供さんにはなじみのない表現もありましたが、「( )と油」というような聞きなれた慣用句を手掛かりに、「水」という言葉を導き出せていました。
解き終わった後、それぞれの慣用句の意味も確認すると、聞きなれていた「水と油」の意味も、実はあいまいだったことがわかりました。
しかし、これは恥ずかしいことではありません。
むしろ、「汝自身を知れ」のごとく、自らの力を自覚できたことは良いことです。
これを機に、ちゃんとした意味をしっかり覚えて、活用できるようにしましょう。
漢字を組み立てるパズルは、今回パーツを増やして、難易度が上がったのですが、子供さんはプリントの空白部分を埋めるように漢字を書きながら、きちんと答えを見つけてくれていました。
その後、『マツの木の王子』の読解を進めました。
メリーゴーラウンドの動物としてサーカスに買われたマツの木の王子とシラカバの少女は、いよいよメリーゴーラウンドに設置されます。
二人はとても楽しみにしていたのですが、なんとメリーゴーラウンドの両端におかれ、離ればなれになってしまいました。
子供を乗せて走ることができるのはとても楽しいことでしたが、一方で、初めて離ればなれになったことはとても悲しいことでした。
この二重の気持ちを、子供さんにも理解できるよう、読解し、解説していきました。
メリーゴーラウンドに設置される場所は既に決まってしまったので、二人はどこに行っても、離ればなれのままでした。
昼には子供と一緒でしたが、夜には二人とも涙を流すのです。
この二人がどうなるのか、また来週を楽しみにしたいと思います。
最後に、新しい取り組みも始めました。
お話を作りたい、という子供さんの要望を受けて、物語作りに少しずつ取り組むことにしたのです。
どうやら、別のことばのクラスで、六年生が『星の王子様』というオリジナルの本を作ったことに影響を受けたようです。
今日は、子供さんがどのような話を作りたいのか、大きなアイディアを教えてもらいました。
一言でいえば、「異世界ファンタジー」のようですが、そこに「漢字」という要素を加えたのが、おもしろそうに感じました。
細かい点は、これから詰めていきますが、どんな物語になるのか、こちらも楽しみにしたいと思います。