福西です。
これは、二月のよるのことだった。
おれは、けいさつのふりをして大どろぼうとたたかった。
おれの名はおれだけしかしらない。
その名は、じぶんでつけたなまえだ。
Gotou Takeshi君という以前の受講生が、1年生のときに書いてくれた作品の冒頭です。
Takeshi君は、今では大学1年生になっています。
高校2年生の時だったか、彼が幼稚園をふらと訪ねてくれた日がありました。
「なつかしくなって、見ておきたかった」
とのこと。私は、Takeshi君が「しぜん」のクラスでよく行っていた「ひみつの森」まで、健哲先生の代わりに付き添いました。かつての「秘密基地」にいくまでに、わかれ道があって、彼がふと立ち止まりました。
私にとっては一瞬でしたが、彼にとっては別の時間が流れていたのかもしれません。
元気でいてくれると嬉しいです。