2018/9/11の記録
秋学期の初回は、皆さんと対話をしながら、どんなことを描きたいか、その気持のまま静かにスケッチブックと向き合いました。あまりに静かで、そして、私も傍らでスケッチブックに向かっていたため、ほとんど写真はありません。
「何を描いているかは内緒だから、あとで絵を見てタイトルを当ててね!」とMちゃん。
描き終えた絵の隅には「うつくしい世界」「果てしない空想」などと記されていました。
同様にみんなが絵の世界に没入した、とても静かな秋学期の第一回目でした。
2018/9/25の記録
それまで曇り空が続いていましたが、クラスが始まる頃、明るい日が差してきました。
この日はMadokaちゃんの誘いで、外に出て絵を描くことになりました。
例によって、まずは「地ならし」から始まり、次に「えんぴつ」を探しました。
Masa君は、いつものようにUFOを描き始めました。
大砲のついたものや、二つ連結したもの、UFOの格納庫など、新しいタイプのものが生まれました。
Rokkaちゃんの描いた広々とした間取りの集合住宅。
Madoちゃんとカエルくんは、3号室を気に入ったようです。
タコ・いかすけ君(※)は、2号室をアトリエに借りました。
この家には、大きな庭もあって、お花を育てています。
Masa君の宇宙人たちにMadoちゃん自家製のハーブティーを勧めましたが、彼らはハーブティーは飲まないそうです。
それでは、何を飲んだり食べたりして暮らしているのかを訊ねると、
「す」のつくものだと言います。
答えは「すっぱいレモン」。
酸っぱさは地球のそれとケタ違いの「宇宙レモン」、色は虹色に光っているそうです。
種が出来るまでには100億年かかるそうで、京都タワーを超えるくらいの大きさのものは、高値で別の惑星に売られています・・・
広々とした園庭の上、空の下で、「果てしない空想」が絡み合いながら広がっていきました。
(※昨年度、同様の取り組みの中、私が即興で考えたデタラメなキャラクターなのですが、何故か毎度出演の要請があります^^;)
(担当:梁川健哲)