岸本です。
不安定なお天気にも負けず、子供たちは今日も元気でした。
さて、本日はいつもの漢字迷路に取り組み、そのあとで新しい本を読み始めました。
子供さんは漢字迷路を楽しみにしてくれたようで、プリントを手渡すなりものすごい勢いで解いてくれました。
今回はいつものタイプに加え、「ワープ」のある迷路を初めて出題しました。
少し戸惑っていたものの、子供さんはすぐに順応して、あっという間に三つの迷路が完成しました。
さらにその三つの漢字「王」「金」「玉」から連想されるものを考えてもらうクイズも出ました。
答えは「将棋」となりますが、将棋をあまり知らない子供さんもこれを機に、将棋に興味を持ってもらえたらと思います。
山の学校では将棋道場もありますからね。
後半は、本の輪読を行いました。
今日からは、キャロル=ジェイムズの『マツの木の王子』という、これまでより少し長い本に挑戦します。
あらすじとしては、マツの木の王子とシラカバの少女の旅の話になります。
冒険といえるような派手な場面はありませんが、彼らがたどる運命は読む人の心に響くものがあります。
最初となる今日は、マツの木の王子が住んでいた林の話を読みました。
自らを一番美しいとするマツの木は、自らの林に他の木を入れようとはしませんでしたが、ある日その林にシラカバの少女が生えてきたのです。
今後どのような展開になるか、楽しみにしながら読んでほしいと思います。
ただ一つ残念だったのは、別の人が読んでいるときに、本を読まずに別のことをしている子供さんがいたことでした。
その点についてはきちんと注意したのですが、本を読むだけでなく、「聴く」ことも大事なことばの練習です。
また、自分だけではなく、他の人のことも思いやれるような心を、この本の輪読では培ってください。