5/29 ことば1~4年

岸本です。

不安定なお天気にも負けず、子供たちは今日も元気でした。

さて、本日はいつもの漢字迷路に取り組み、そのあとで新しい本を読み始めました。

 

子供さんは漢字迷路を楽しみにしてくれたようで、プリントを手渡すなりものすごい勢いで解いてくれました。

今回はいつものタイプに加え、「ワープ」のある迷路を初めて出題しました。

少し戸惑っていたものの、子供さんはすぐに順応して、あっという間に三つの迷路が完成しました。

さらにその三つの漢字「王」「金」「玉」から連想されるものを考えてもらうクイズも出ました。

答えは「将棋」となりますが、将棋をあまり知らない子供さんもこれを機に、将棋に興味を持ってもらえたらと思います。

山の学校では将棋道場もありますからね。

 

後半は、本の輪読を行いました。

今日からは、キャロル=ジェイムズの『マツの木の王子』という、これまでより少し長い本に挑戦します。

あらすじとしては、マツの木の王子とシラカバの少女の旅の話になります。

冒険といえるような派手な場面はありませんが、彼らがたどる運命は読む人の心に響くものがあります。

最初となる今日は、マツの木の王子が住んでいた林の話を読みました。

自らを一番美しいとするマツの木は、自らの林に他の木を入れようとはしませんでしたが、ある日その林にシラカバの少女が生えてきたのです。

今後どのような展開になるか、楽しみにしながら読んでほしいと思います。

ただ一つ残念だったのは、別の人が読んでいるときに、本を読まずに別のことをしている子供さんがいたことでした。

その点についてはきちんと注意したのですが、本を読むだけでなく、「聴く」ことも大事なことばの練習です。

また、自分だけではなく、他の人のことも思いやれるような心を、この本の輪読では培ってください。