福西です。
冬学期もよろしくお願いいたします。
『シュナの旅』(宮崎駿、徳間書店)を読了しました。
シュナは金色の穂を持ち帰りましたが、廃人のようになってしまいました。それをテアが懸命に助け、恢復するというくだりでした。
全体を振り返りながら、それぞれのシーンの感想を聞きました。「緑の巨人」が一番印象深かったそうです。緑の巨人の材料は人間です。自分たちもそうなるかもしれないという不気味さがあったのかもしれません。「この話は過去なのかな、未来なのかな」「ヤックルが一番仕事してる」「最初に襲ってきた女の人はなんやったんやろうな」「なんでその(直接筋とは関係ない)グールの話が入ってたんやろうな」「自分で自分の腕を拾うのが不気味やった」「人買いに銃を渡してたら危なかった」「人買いは悪い人やったな」「結局、車を降りたのはテアと妹だけだった」などなど。
私は、このお話の「月」に、プロイスラーの『クラバート』を連想しました。
後半は百人一首をしました。生徒たち二人がかりだと、私は全く歯が立ちませんでした。