ことば3~4年(2017/12/13)

福西です。冬学期もよろしくお願いいたします。

京都では雪がちらつきました。

朝ぼらけ有明の月と見るまでに 吉野の里に降れる白雪  坂上是則(百人一首33)

この歌を紹介した後、百人一首をしました。競技かるたのルールのうち、札の移動を説明しました。(ほとんど全員が初心者なので、空札なし、お手付きも取りませんでした)

この日の生徒はAちゃん、Fちゃん、Y君の3人だったので、読手は私がつとめ、各自が33枚ずつの島を持つ源平戦にしました。5枚差などの推移がありながら、最後は2-2-1という接戦になりました。

読み札が残り5枚となった時、Aちゃんが自陣から1枚を取って、勝負を制しました。他の二人にも「これは自分が勝てたかもしれない」「今度は勝つぞ」というような、「良い悔しさ」が見られました。

ほぼ1時間の長丁場でした。

上の句の詠みは、まだこのクラスでは札を取るためには意味がない時間ですが、「聞いたことあるなあ」という耳での経験になっていれば幸いです。

お正月が近いですが、ぜひお家でもご家族でなさってみてはいかがでしょうか。