浅野です。
大学でFredric Jameson, The Vanishing Mediator: Narrative Structure in Max Weber(New German Critique
No. 1 (Winter, 1973), pp. 52-89)を読むといいのではないかという示唆をいただきました。
タイトルに消えゆく媒介者とありますように、中世から近代合理主義へと移行する際にプロテスタントの倫理が媒介者となって、移行後にはプロテスタントの倫理が消えたという話です。
その図式をそのまま現代に当てはめると、近代から現代多元主義へと移行する際にライトノベルのような文化が媒介者となって、移行後にはライトノベルような文化は消えるという話になります。近代合理主義が機械生産を基盤にしていたとすると、現代多元主義はインターネットを基盤にしています。