浅野です。
インタビューそのものからは少し離れて、大学の授業とも関連して、現代という時代について考えました。
宗教改革が中世から近代への移行だとすれば、今はまた近代から現代への移行期なのではないかという考えです。文化などの上部構造と生産力のような下部構造の両方が変化します。どちらが先に変化するかということに関しては、マルクスのように下部構造を重視するか、マックス・ウェーバーが『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で論じたように上部構造に着目するかという2つのアプローチがあります。
この考えのヒントになるような論文があると大学の先生から聞いたとのことでした。しかしそれは英語で書かれているので気軽には読めず、英語はこういうときに必要になるのかという感想を持たれていました。