ことば2~3年A(05/12)

福西です。今日は台風が近づいていたので、次の百人一首を紹介しました。

ふくからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ

文屋康秀

季節はちがいますが、あとで漢字の取り組みにつなげるつもりもあったので、これを持ってきました。

E君が、「この作者の名前知ってる! お父さんと同じだから」と言っていました。

Sちゃんが「百人一首(を取るの)をしたい」というリクエストを出したので、来週することにしました。

どうやら気に入った漫画があって、百首の歌について描かれているそうです。また、かるた部にも入ったようで、それで今火がついているようです。

E君が「百人一首、ぼくのお家のトイレにも張ってある」と言っていました。

M君が「習ってないけど、大江山の歌、ぼく覚えたよ」と言うと、Sちゃんも「それ知ってる」と合いの手を入れていました。

土地の名前が入っている歌は、実際にその場所に行ってみることができるので、なじみやすいですね。

 

というわけで、来週に「かるた会」を開きます。

ぜひ、これまでに覚えたものを、おさらいしておいてください。

 

さて、今日は漢字に興味を持ってもらいました。

「山」+「風」=「嵐」になることから話を広げて、漢字のことを調べました。

ちょうど、SちゃんとA君が、「今日学校で、『風』という漢字習った」と言っていました。

いつも俳句に使っている紙に、漢字を4つずつつづりました。この形式がいいリズムを生みました。「もっと書きたい」という気持ちが出てきたようです。続きを「家でもやってくる」とか、「ホッチキスで止めて本にしたい」という意気込みを表明してくれる生徒がちらほらといました。

できた作品は、また写真に撮っておきたいと思います。

 

今日読んだ絵本は、『ホネホネ絵本』(スティーブ・ジェンキンズ/作、千葉茂樹/訳、あすなろ書房)です。

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百聞は一見にしかず。表紙から受けた印象に間違いなく、いろんな驚きの詰まった絵本でした。ヘビの肋骨の多さにびっくりしました。

そして、M君が骨のことをよく知っていました。そのM君が教えてくれたことには、

「馬のかかとって、これくらいの高さにあって、じつは下の方はみんな足の裏の部分で、ひずめって、そのつま先なんだよ。馬はね、つま先立ちしてる状態で立ってるんだよ」

というのが、私自身知らなかったので、目から鱗でした。ひづめが固まってあるのは、そういうことだったのですね。

M君はものしり博士ですね。またいろんなことを知ったら、教えてください。