0707 小4かずB

浅野です。

今回は春学期の最終回です。それを意識してか、生徒たちのほうからドリルをしっかりやろうという提案がありました。こちらで用意しているドリルはこれまで一年生の範囲から始めて三年生の範囲に入りました。秋学期もこのまま続けて、冬学期には四年生の範囲までできればと思います。

後半もやり残しがないように、マティックスとトルーゴに再挑戦しました。マティックスでは自分が大きい数字を取ることばかりを考えてもうまくいきませんが、相手に小さい数字を取らせることばかりを考えてもうまくいきません。Y君とR君とが対戦したときに、Y君は相手に小さい数字を取らせることを意識しすぎて負けてしまいました。おそらくこのゲームのコツは相手と自分の取る数字を比較することだと思われます。難しく言うと、絶対的に考えるのではなく、相対的に考えるのです。

トルーゴのほうは、自分の手番では1→5→4→3→2の優先順で取ります。相手にはなるべく優先度の高い数字を取らせないようにします。こうして合計点勝負を見据えて動きつつ、隙を見て同じ数字を4枚集めるという作戦になります。ただ、3人以上での対戦となると複雑になります。

この最終回はこのクラスの方針が凝縮されていました。もう4年生なのでやるべきことはしっかりとし、その上で楽しみながら考える力を養うという方針です。夏休みの間に新しいネタを仕入れておきます。みなさまのほうでも数や論理に関わる面白い遊びがあれば教えてください。