百木です。
7月9日(金)のご報告です。
かず2年はこれが今学期最後の授業でした。
いつもドリルを解いている前半の30分間は、特別編として、I.Kくん、I.Hちゃんのお兄さんのI.Hくん(6年生)が2年生のために作ってくれたスペシャル問題を皆で解くことにしました。I.Kくん、I.Hちゃんは「これお兄ちゃんが作ったの!?」と目を輝かせていました。
問題は少し難しめのものもありましたが、みんなゲームを楽しみながらチーム内で協力しながら問題を説きすすめてくれました。何より上級生が後輩のために問題を作ってくれて、それを後輩が解くというのが素晴らしいことだなと思いました。
後半は久しぶりにブラックジャック(トランプゲーム)をしました。
ブラックジャックもみんなもうすっかりルールを理解してくれたようで、ゲームは快調にさくさくと進み、合計で10回近くゲームをすることができました。2人1組でペアを作ってゲームをしたのですが、どのチームもなかなかいい勝負で、ブラックジャック(合計で21)を出したチームも何組かありました。
今回の優勝はMちゃん・Sちゃんチーム。Mちゃん・Sちゃんチームは前回ブラックジャックをしたときは不調だったのですが、今回は手堅い勝負で勝ちを積み重ねていました。前回優勝だったTくん・Kくんチームは、今回は2位だったものの、ブラックジャックを2回も出して、相変わらずの勝負強さを発揮していました。
今学期だけでも、復習用のドリル・プレントの他に迷路・数独・足し算パズル・ブラックジャック・海戦ゲームなどさまざまなゲーム・パズルや問題をとおして「かず」に親しんでもらえたかなと思います。僕も初めて小学生に「かず」を教えるという経験をさせていただきましたが、子どもたちと一緒に楽しみながら、たくさんのことを学ばせてもらいました。
来学期もどうぞよろしくお願いします。
山下です。ご苦労様でした。「親しむ」、「楽しむ」という言葉をお使い下さいましたが、この時期の子どもたちは、「鍛える」ことだけではなかなかうまく誘導できないと感じております。鍛えることの是非という点だけを議論すると鍛えて悪いことは何も無いという結論が出てきますが、幼稚園児もそうですが、<ほどよく鍛える>という頃合いがじつは一番大事です。先々、<自分で自分を鍛える>人間になって欲しいわけです。最初から、親や先生に言われてやる、という姿勢が強調されすぎると、先細りします。勉強は言われてやるものではなく、進んでするものという価値観を自然と教えたいところです。一見「鍛える」ということと無関係に見えるゲームですが、機械仕掛けのゲームとは似て非なるものといえます。脳みそを知らず知らずのうちに鍛えているばかりか、友達との連携も深めています。いずれにしても、子どもたちには「余裕を残しながら」勉強とうまくつきあっていってほしい、と私自身願っています。