9/14 ことば6年生

高木です。

今日はまず、先々週、先週と書いてきた自分の詩を、発表してもらいました。
M君、H君、それぞれ、立派に発表してくれました。
発表は、相手の作品を知る好い機会になります。
H君は、「短い文なのに、深いところをとらえてる」と、M君の詩を評価していました。
私も、それぞれの詩に、先週この場にも書いたように、コメントをしました。

後半は、秋学期から読んでいく、江戸川乱歩の『怪人二十面相』の、
ファイルに綴じたものをお渡しして、簡単に取り組みの説明をした後、
さっそく冒頭の部分を読みはじめました。

リクエストしてくれていた推理小説を読んでいくにしても、
同じ推理小説の古典でも、日本が舞台なのでホームズに比べて理解しやすく、
かつ、登場する少年探偵団が同年代なので感情移入しやすいのではないか、
というのが主な理由で、江戸川乱歩の『怪人二十面相』を選びました。
実際、冒険物語好きの彼らが読む推理小説としては、まずうってつけなのではないかと思われます。

授業の進め方は、『ガリバー旅行記』を読んでいたときと、同じです。
1ページずつ持ち回りで朗読し、分からない言葉や疑問点について確認し、自分が朗読したページを筆写する。
ときどきこちらから問いかけたり、議論を交わしたりしながら、読み進めていきます。

二人ともお待ちかねだったらしく、ぐんぐん読み進んで、今日は「鉄の罠」の章を読み終えました。
羽柴家の壮二君が花壇に隠す、あの「ねずみとり」の話ですね。
今日は、最初の説明で時間をとったので、筆写にまで至りませんでした。
来週からは、上記のリズムで進めていきたいと思います。