英語の写経

山下です。

小学校高学年のときに、TVのCMでカルピスのつづりが CALPIS となっていた(KARUPISU でない)ことにショックを受けたことがあります。

中学に入ると、苦手な科目ができるなと直感した記憶があります。

Nagumo 先生の第1回青春ライブ授業のレポートを読み直し、先生の場合と同様私も英語の「写経」(ひたすら英文を書き写す)で窮地を脱した記憶がよみがえりました。

以下、Ryoma 先生のレポートです。

中学に入る前は、アルファベットも
ろくに言えなかったそうで、必然的に
英語嫌いになり、成績もいいわけでも
なく……ところが! 中学2年のときに
友達の家で聴いたCDが一大転機でした。

「…これ、何?」
「ビートルズ」

彼はそれから、歌詞カードがボロボロに
なり、空で歌えるまでに聴いたそうです。

しかし…

「書けない!」

のだ、そうでした。

「これでは意味が無い?!」と思い、
次にとった行動といえば、それは…

「写経!」

でした。ひたすら書き写すことです。
(彼は書道が唯一の習い事でした)

これが思いのほか効果があり、どんどん
勝ちぐせをつけていって、成績も上向きに…。

しかしそこで、彼が熱意を込めて言うことには、

「勉強を目的とするとしんどいです。勉強の上に
好きになったもの、面白いと思ったもの、興味を
持ったものを、目的にして、勉強を手段と思えば、
勉強は苦労でも苦労と思わないです」

ということでした。このモチーフがこの後の話の
どの部分にも一貫していました。

ビートルズに憧れた彼は、その曲を「ものにする」
ことが情熱の注げる、自分にとっての学習であり、
目的であって、「写経」(英語の勉強)はその手段
であった、ということです。

「友達の家で聴いたビートルズ」が一つ、nagumo先生に
とっての好きになる「きっかけ」であったわけですが、
他にもそういうきかっけは、あちこち飛び交っている、
しかしそれをキャッチできる時期ということもあります。
ぜひ中高生の時期を大事にしてほしい、ということも
アドバイスされていました。