岸本です。
今日も仮定法のプリントに取り組みました。
それによって、いろいろな仮定法の表現があることが分かったと思うので、今回はやや発展的な問題にチャレンジしてもらいました。
基本に近い形の問題は、スムーズに解けるのですが、やはり応用的な問題は難しかったようです。
弱点の一つは、前回も取り上げたような主語が条件節となる仮定法です。
この手の問題を理屈的に理解するのは、以前から難渋していたので、とりあえず同じパターンの問題を解いて、覚えることが当面の課題となるでしょう。
そこから、応用していくことが大事です。
そうした意味では、応用問題では、基本に立ち戻れていないところもありました。
例えば、”would”が”might”に変わると途端に悩んでしまう、などです。
私から基本的な構文の質問をすると解けるので、焦らずに基本をしっかり思い出してから、考えてもらうようにアドヴァイスしました。
そして他の弱点としては、条件節と主節の意味の整合性がありました。
文法的には完璧な仮定法であっても、意味が通じなければ言語として完璧ではありません。
例えば”(Without) a little bit of luck, he would have succeeded.”「もしほんの少しの運がなければ、彼は成功しただろう。」という文は、条件節と主節の意味がかみ合っていません。
この( )には”with”が適当で、「もしほんの少しの運があれば」とした方が整合的です。
つまり、文全体を眺めることが重要なのです。
それができれば、今度は文章全体を眺めることが可能となり、英語を読む楽しさも、視野の広がりと共に大きくなっていくでしょう。
来週もこの仮定法に取り組みますが、単語の確認もこれに絡めていきたいと思います。
お書きになったことをふまえると、英語の勉強の大事なポイントの一つとして、実は日本語の力が必要だ、ということになるように感じました。同じことが、長文問題における、接続詞の選択にもいえると思います。