「山びこ通信」2016年度春学期号より下記の記事を転載致します。
『中学・高校英語』『高校英語』(1〜2年/2〜3年) 『英語講読A』
担当 浅野直樹
新しい年度になったということもあり、継続クラスであっても前年度にしていたことをいったんリセットして、欲張りすぎずに地道な練習をすることを心がけました。
中学・高校英語クラスでは、毎回冒頭で中学レベルのリスニング問題をしています。最初のほうは中1で習うような簡単な文が読まれます。正解を選ぶだけであれば物足りないので、読まれた英文をそのまま繰返してもらってから答えの確認をしています。そうすると、音がつながっているなどして聞き取れていなかったところが明らかになります。また、中学で習う文法を含んだ短い英文を和訳するという練習もしています。fewは「ほとんど〜ない」のように否定的に訳すなど、見落としがちな点を確認することができています。
高校英語1〜2年クラスでは高校英語の特徴的な構文を和訳する練習をしています。文法として習った項目もあれば習っていない項目もあります。文法で習ったのであればそのときのことを思い出してもらう復習になりますし、習っていなければ実力問題として挑戦してもらうことになります。
高校2〜3年クラスでは語彙力が課題だと自覚している受講生には毎回、その前の回で登場した覚えるべき語を集めた小テストを課しています。大学入試を意識している受講生には過去問と似たような形式で難易度を少し落とした問題を解いてもらっています。どちらも作り手としてはついつい難しくしたくなるところをぐっと我慢して基本事項を中心にしています。
英語講読Aクラスでは、比較的難易度が低い題材に切り替えました。およその意味がわかるのは当然として、自分で本文のような英語を言うことができるかという意識で進めています。そうすると簡単な英文でも意外に自分でぱっと言うことが難しいことに気づきます。