しぜんA(2022-05-24)

春学期3回目のクラス。

この日もやっぱり「ひみつ基地に行くことになりました。最近は基地づくりを通して森に親しむ時間がこのクラスでは増えています。

かれこれ10年余り、火曜日クラスで引き継がれてきた「ひみつ基地」ですが、「崩れては補修し」の繰り返しなので、手を入れるところが無くなる、ということがないのです。(基地づくりは、生命の営みを体現するような取り組みなのかもしれない、などと、ふと思ったりします)

それだけでなく、形も少しずつ発展を遂げています。
同じ基地エリアにロフトのような「二階」ができ、「小屋」ができ、さらには「横穴」ができつつあります。
穴を掘り進めると、粘土質の土がたくさん出てきて、それらもまた有効利用ができそうです。奥の方から白っぽい花崗岩のような成分が出てくるようになって、地層が変わるのを発見し、いつこの地層ができたのだろうね、などといってみんなは胸を踊らせています。

穴はもう、1年生の女の子がしゃがんですっぽり入れるくらいになりました。

Rくんはきのこを見つけて基地の中に大切そうに展示していましたし、一年生の女の子2人はこのところ、クスノキを輪切りにして、その際に出る粉を集めるのに夢中です。「いい香り」を集めているのです。

帰り道に「俺たち、めっちゃ仕事したよなぁ〜」と、満足げに呟くJ君。充実感と達成感を、まだまだ積み上げていって欲しいです。

(担当 梁川)