福西です。
『西遊記(上)』(渡辺仙州/編訳、偕成社)のp78~90、第四章を読みました。
悟空の騒動が天界にも知れ渡ります。
天帝は太白金星の策を容れ、悟空に適当な官職を与えて懐柔しようとします。そこで太白金星がじきじきに水簾洞に赴きます。悟空は喜んで太白金星のあとについていき、天界で「弼馬温(ひっぱおん)」という官職を得ます。弼馬温は、天界の馬を世話する馬番です。それが低い官職であることを悟空は知らずに、上機嫌で仕事に精を出します。
しかし、武曲星君という天将の一人が、悟空の任官を快く思わないために、激しくあなどります。そのことで気分を害した悟空は、冠を投げ捨てて、地上に帰ってしまいます。ここまで読みました。
この先、天界と水簾洞との戦闘に突入します。悟空が官軍の強敵をばったばったと倒していくところが水滸伝みたいで、爽快です。お楽しみに。
後半は、第二章についての要約をしました。