1110 山の学校ゼミ(調査研究)

浅野です。

 

西尾維新『きみとぼくの壊れた世界』を読みました。

 

セカイ系を意識しつつも、この作品自体はセカイ系でないと思いました。というのも、セカイ系とは典型的には受身的な冴えない男の子と戦う女の子との関係性が即世界の破滅につながるという話であるのに対し、本作品では世界に関係しない自分という不安という前提をセカイ系と共有しつつも、最善を尽くして自分達の身の丈に合った世界を作っていこうとしているからです。