浅野です。
5章ほほぼ全部読みました。
Lotzeの主張では、思考と現実とが分離しているために矛盾が生じているというのがこの章のテーマです。思考の妥当性を検証する基準についても、Lotzeの主張では思考自身にあることになってしまいます(デューイの場合はいかに経験を統合的に再構築するかが妥当性を検証する基準になります)。このあたりは、最初に真理があってそれを明らかにすると考えるのか、真理に向けて少しずつ近づいていくのが重要であるというようにプロセスを重視するのかという違いにもつながると思いました。