福西です。
1/21日の授業では、論理パズルの2回目をしました。
『三びきのこぶた』
○わら △木のえだ □レンガ
絵本でおなじみの三びきのこぶたの家がならんでいます。わらは長男の、木のえだは次男の、レンガは三男の家でしたが、さいきん気分をかえようということで、おたがいの家にひっこしをしました。
さて、三男のこぶたが「ぼくの新しい家は、長男の家のとなりだよ」といいました。このことは、長男がレンガの家にすんでいればうそで、そうでなければ本当です。
そして、三びきとも、まえとはべつの家にすんでいます。三びきの新しい家は、それぞれどこでしょう?
上と同じ文章をタイプしておきます。
まえとは、べつの家にすんでいるので、長男は、わらの家ではない。
あまりの木のえだの家と、レンガの家は、レンガの家に長男がすんでいると三男の言っている事はうそなので、三男は、わらの家にすんでいることになる。のこっている、木のえだは、次男がすむ。でも、もともと、木のえだの家にすんでいて、まえとはべつの家にすまないといけないので、次男は、木のえだの家には、すめない。だから、長男は、レンガの家ではない。
のこった木のえだの家が長男の家。木のえだの家は、レンガの家ではないので、三男の言っている事は正しい。なので、レンガの家は、まえすんでいたので、三男は、わらの家。あまりの、レンガの家が次男の家。
A.わらの家が三男。木のえだの家が長男。レンガの家が次男。
今回も上手に結論まで導いてくれました。これも色々な解き方ができます。その中で、Sちゃんは「長男のこぶたがどこに住んでいるか?」で場合分けする方法を取りました。ゴールまでの道が見えたら、あとは進むだけです。
三男のこぶたの証言が、問題をややこしくしているのですが、Sちゃんにとってはむしろそれが解く鍵だと見えているようでした。一方もう一つの「前の家にはすめない」条件の方が、Sちゃんにとっては自然に思えるだけにどう説明すればよいかで少し困っているようでした。(2段目の次男の扱いです)
筋を通すために、省くところは上手に省き、当たり前でもそれがないと筋が通らない部分は書かないといけないのが、証明問題らしい苦労です。(それにだんだんなれていけば、国語の作文でももっと人を納得させる文章が書けるようになっていくと思います)。
最後に10分だけ余ったので、トランプの『神経衰弱』をしました。「本気でいくよ」と宣言すると、Sちゃんは「え~」とはにかみながらも、「望むところ」というオーラが出ていました(笑)。結果は…13対14(ペア)で、私が負けてしまいました…^^; 本当に惜しかったです。最後のペア2つは、私が取れたのですが、それまでの間ずっとSちゃんの方が強かったです。さすが!
この日も充実した取り組みでしたね。すばらしいです。
>論理パズル
問題はご自分で作られたのですか?この手の取り組みは、問題の選定が重要ですね。どこかから探してこられたとしても、選球眼よし、ですね。ご自分で作られたとしたら、それこそ脱帽です。