1/8 かず3・4年B

上尾です。

今年はじめの数の授業では、昨年を思い出す意味も含めて、
引き続き、比の考えに基づいて掛け算・割り算の練習を
行うプリントを用意しました。

比とは、ラテン語で言うところのratioですが、
この言葉は“理性”や“推論”という言葉の元でもあります。
実際に見えていないもの、まだ知らないものについて、
手元にあるものから比に基づいて推測していくというわけです。
現在行っている練習では、人間ガリバー氏を基準として、
想像上の巨人や大巨人のことについての情報を手に入れるという
ことを行っていますが、こうした考え方を覚えることは、
数の抽象的側面に関わるだけでなく、日常生活に現れるような
具体的側面にも生きてくることだろうと思います。

この日、子供たちは、一枚目のプリントについては直に解いてしまいました。
しかし二枚目、三枚目と少しずつ難しくなるにつれ時間がかかるようになり、
頭を抱えて唸るような場面も見かけられました。
けれども、最後まで時間いっぱい考え続け、プリントの最後まで埋めること
ができたのは、今年の最初の授業から集中力がみなぎっていたことの印だと
思います。