浅野です。
先ほどの小3ことばの記事の続きです。
同じことをこのクラスでもしました。すると驚いたことに、今度はたぬきに味方する(うさぎのほうが悪い)という意見が支配的だったのです。
その理由は、「うさぎはたぬきとおじいさん・おばあさんとの間の事件には関係ない」、「復讐としてたぬきを殺すと、今度はまたその復讐で誰かがうさぎを殺すかもしれなく、それではいつまでたっても終わらない」といった現実の人間社会でも十分通用するようなものから、「うさぎがおじいさんのところに現れるタイミングがよすぎる。実はもとものたぬきを恨んでいて、痛い目にあわせるいいチャンスだと思ったのではないか」といった、確かめることはできないけれども相当の根拠がある複雑なものまで及びました。細部についても、本文ではたぬきが死んだとははっきりとは書かれていなかったのに、川の真ん中で沈んだ、たぬきは一般的に泳げないとされている、という二点から、たぬきは死んだに違いないと本文に即して推論していました。
このようにしっかりとした意見を発表してくれるのはすごいことなのですが、惜しむらくは、それをうまく書き留めることができなかったのです。自分の意見を忘れないためにも、そして他の人と共有するためにも、うまく書くことができるようになりたいです。
時間がうまく合えばの話ですが、次回には3年生と5年生で少しでも意見を交換できたらと思っています。
>次回には3年生と5年生で少しでも意見を交換できたら
面白い展開になりますね。それにしても5年生の分析力は鋭いですし、その鋭さをうまく引き出す授業の
雰囲気がなにより・・・という感じがします。たしかに書き留めるところまでいくと理想ですが、それが
時間内にできたらと思うと、できすぎの感じもします(^^)