0529小3ことば

浅野です。

この日は次の時間の小学5年生のことばクラスと同じことをしようと決めていました。それは何かと申しますと、『かちかち山』のかみしばいを読んで、うさぎとたぬきのどちらに味方するか(どちらがより悪いと思うか)を、理由も含めて考えてもらうことです。話自体は多くの人が知っているでしょうが、これは大人にとっても難しい問題で、もちろん正解などありません。

このクラスではうさぎに味方する(たぬきのほうが悪い)という意見が大勢を占めました。その理由として、「たぬきはおじいさんの畑を荒らし、おばあさんをだました上に殺してしまったので悪い」、「うさぎはおじいさんの話を聞いてあげ、その思いを代わりに実行してくれた」といった大きなものから、「たぬきは自分で泥舟をたたいて壊したのであって、うさぎが壊したのではない」といった細部をきちんと読んだものまで挙がりました。

なかなか説得力があるように思えます。
(次の小5ことばの記事に続きます)