12/3 ことば2年生

高木です。

今日は冬学期の初日ですが、R君がお休みで、Y君と私の二人のクラスでした。
詩は、北原白秋の「お月夜」でした。

  トン、 トン、 トン、
  あけてください。
  どなたです。
  わたしゃ木の葉よ。
    トン、コトリ。

  トン、 トン、 トン、
  あけてください。
  どなたです。
  わたしゃ風です。
    トン、コトリ。

  トン、 トン、 トン、
  あけてください。
  どなたです。
  月のかげです。
    トン、コトリ。

親しみやすいリズムのようで、Y君は愉しそうに朗読してくれました。「月のかげです。トン、コトリ」とY君が読み終えたすぐ後に私が「トン、トン、トン…」と続けて読み始めると、今度は私が「月のかげです。トン、コトリ」と終えたときにはY君が「トン、トン、トン…」と続けてくれます。Y君は、私が続けるたびにこちらを見てニコニコします。それは快く響き合うこだまのようでした。

絵本は、まず以前も読んだ『サーカス!』、次に中川李枝子/作『いやいやえん』、最後に昔話『地獄のあばれもの』を読みました。どれもY君のリクエストです。リクエストにはできるだけ応えたいと思っています。R君もそうですが、Y君も本を読むのが好きで、今日も「図書館に行きたいな〜」と言っていました(!) 子供たちのこうした読書への関心をより伸ばせるように努めたいと思います。