高木です。
今日は、R君の希望で、また新年最初のクラスということもあり、カルタをしました。
残念ながらY君はお休みだったので、人数はR君と私の二人です。
最初は、R君は「百人一首がいい」と言っていました。なので、試しに札を取り出してやりはじめようとしましたが、やはりカルタと違って取り札が文字だけなのがとっつきにくいのか、また言葉もむずかしいので、「やっぱり百人一首はやめとく」ということになりました。でも、せっかくなので読み札を使って「坊主めくり」をして少し遊びました。R君は強かったです。
カルタをしたのは、その後です。
山の学校には「俳句カルタ」というものがあり、カルタをしながら俳句が読めます。
ただ、大問題があります。「たった二人でどうやってカルタをするのか」。一人は読み人になるので、実際に取り札を叩けるのは一人になり、それではおもしろくありません。そこでR君と考えたのは、読み人も同時に札を叩くのに参加できる、という方法でした。もちろんそれだと読み人はかなり有利になりますが(なぜなら読み札を読む前に、床に並んだ取り札を目で追える)、そこは読み人の役を交替で務めることにして、公平を期しました。
結果は、36対10でR君の圧勝(あるいは私の完敗(涙))。
R君は、自分が知っている俳句になると、「あ、これ、知ってる!」と言って、ゆっくり読んでくれました。そんなときは、勝負はあとまわしにして、私もそれを聴くことにしました。
古池や蛙飛び込む水の音 芭蕉
生徒の数は授業では重要なファクターですが、かりに1人であってもカルタ大会?を実現するところ、高木先生のセンスに脱帽です。