高木です。
読み進めている『オズ』ですが、
今日は、大きな谷や、眠りのケシの原を抜けるところでした。
木こり、かかし、ライオンが、それぞれの良さを発揮して、
困難な場所を切り抜けるところです。
1ページずつ輪読しているのですが、みんなかなり集中して朗読してくれます。
ときどき詰まると、だれかれなしに、助ける小さな声が聞こえてきます。
それは、朗読の順番を待っているあいだも、きちんと一緒に黙読できている、証拠です。
今日は本文の書き取りにも取り組みました。書き取るのは、自分が読んだ箇所です。
最初から担当のページが違うので、早さを競うことよりも、
文字を丁寧に書いてほしいと伝えると、
みんな原稿用紙に一生懸命に向かってくれました。
このページを書き取っているのは自分だけだという責任感と所有感からか、
予定していた時間が来ても「もうちょっと、ここまで書きたい」という声を聞けました。
残り時間は、今週は熟字訓です。
だんだんと熟字訓の仕組みが分かってきたのか、
こちらがホワイトボードでヒントを出す前に、
海の月でクラゲ(海月)、海の星でヒトデ(海星)など、
漢字から自分で熟語の意味を想像しはじめてくれています。
クラスの時間の終了後も、みんなホワイトボードに集まって、
「じゃあこれは?」と、自作の熟字訓を披露してくれました。
M君が、「電鼠」は「ピカチュウ」だと言ってくれた時は、なるほどと感心しました。
>助ける小さな声
ほどよい緊張感の漂うクラスの風景が目に浮かびます。エントリーを拝読し、「一生懸命」という言葉がクラスを象徴する言葉だと思いました。