前川です。
古文講読、今学期も『枕草子』を読み続けます。前学期が25段(「すさまじきもの」)の途中で終わっていましたので、続きから読み始めました。
「すさまじきもの」の段は、「すさまじ」という言葉の王朝時代における定義を考える上で重要なものです。もちろん、清少納言の見聞の範囲内には限られているのですが、その記述の幅の広さには改めて感心させられます。
古文(外国語も)は原文で読まないと真の面白さはわからない、とはよく言われることですが、こういう段を読むとその一端を味わえるように思います。
次回は28段を半分くらいまで読みます。